奥能登国際芸術祭 其の三 [GR-風景]
↑
『時を運ぶ舟』
珠洲は、塩作りが有名なところ。
塩作りに携わる人たちの歴史やエピソードをもとに作られた作品。
舟は塩作りに使う「砂取船」に赤い糸(毛糸)が無数に絡み合い結ばれている。
人々の生活と歴史と人の心と記憶を赤い糸で結んでいく。。。と、(解説による)
↑
カニやタコ、船で塩田に海水を撒く人・・・珠洲の風景や特産物の巨大モビール
海に向かって開かれた倉庫から、海風にフワフワゆれるシルエット。
今回、作品展示のある能登半島の一番の最果ての地でした。
数年前に映画のロケ地にもなった舟小屋の先にある。
廃線になってしまった、のと鉄道。
車両を貫く長く巨大な蛍光管のような一筋の光(ホントは光ってるらしい・・・)
現在・過去・未来を繋ぐ
ま・も・なく
空海が佐渡から能登に来る時に見付けたから見附島。
珠洲焼と景徳鎮の陶器の破片が流れ着いたかのように演出した作品。
でも、立入禁止のロープが張られていて、流れ着いた感なし・・・残念。
もう少し時間があれば、作品とその土地の空気をゆったりと感じていたい
と思った作品もありました。
現代アートは、よく理解し難いのが多いけど、能登の人々の生活の営み、
歴史からインスピレーションを受けた作品は、どれも丁寧に能登の人々に
寄り添っているなぁと感じました。
また、地元のおばあちゃん方がとても嬉しそうに作品の説明をしていて、
地元の人たちに受け入れられている芸術祭で、ほっこりした気持ちになって、
でも、慌しく帰りのバスに乗り、帰ってきました。
1枚目すごいですねぇ(@_@)!!!
by kyon (2017-10-29 15:58)
☆kyonさん
作品的にもこれが一番良かったです。圧巻でした。
by anoa (2017-10-29 17:16)